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Bateau mouche

Michou d'Auber

『Michou d'Auber』という映画を見てきました。わたしが唯一名前を覚えているフランス人の俳優、Gérard Depardieuが出演している映画です。

ストーリーは1960年、アルジェリア独立戦争のまっただ中、アルジェリア人のメサウッドゥという男の子が、あるフランス人家庭に保護されることになり、彼を引き受けた里親ジゼルは、メサウッドゥに「オーベルビリエから来た『ミッッシェル』」と名乗らせるのです。ジゼルは、メサウッドゥを守るために、彼の本当の身分を夫にも村人にも隠し続け、夫ジョルジュにもメサウッドゥは次第になつきはじめ、平和な日々が訪れてきているようにも思われたのですが、ジゼルのうそが次第に露見し始め、彼らの幸せだった生活に影が射し始める・・・という内容。

ところどころ笑いもある映画なのですが、そのポイントがまだ聞き取れない悔しさアリ。さらにアルジェリアの独立戦争の背景を全く知らないので、アラブ人であるメサウッドゥがどのような危険にさらられているのかもイマイチ分からないまま観てしまいました。それでもこれはちょっとイイ映画です。途中、すごく切ないシーンがあって涙が出てきてしまいました。

ところで、観客の平均年齢が妙に高いのが気になったのですが、それはアルジェリア内戦を良く知っている世代にとても興味のある内容なんだからだと思います。家に帰って“Michou d'Auber”を見たんだよ、とマダムに話したら、『わたしもこれはみたいと思ってたのよぉ』と言ってました。日本でも公開されることを期待します☆



by citronciiron | 2007-03-05 00:42 | Tours

隅田川からセーヌへやってきた日記
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